不妊症の漢方治療について ピックアップ障害
卵管の端には、イソギンチャクのようなものがあり、これが卵巣から排卵した卵を卵管に取り込んでいます。 これを卵管采といいます。 卵管采が卵を上手く取り込めない状態をピックアップ障害といいます。 これは、卵巣と卵管采の位置の問題、卵管採の奇形、癒着などが関係しています。 子宮内膜症などがあると、ピックアップ障害がおこりやすいとも言われています。 ただ、今の所、ピックアップ障害の原因は、はっきりと解っていません。 面白い話があります。 子宮外妊娠などの手術で片側の卵管が無い方がいます。 卵管が無い方の卵巣から排卵したのに妊娠する事があるというのです。 もし、そうなら、卵子は、反対の卵管采まで延々と泳いでいって反対側の卵管で受精した事になります。 このような事がおこるなら、卵管採が何らかの誘因物質をだしていて、排卵した卵子はそれに引きつけられていると考えられます。 ですから、目でみた卵管採の形、癒着などの問題以外にも卵管採の機能の問題も大切だという事になります。 目で見えない部分の働きを漢方では、気の働きといいます。 気の働き、気の流れを補う事により、卵管采の働きを良くする事が可能です。 気の働きは血や津液(栄養液)のバックアップを受けていますから、気・血・津液の流れを良くする事がピックアップ障害の改善に必要と考えられます。 |